37週間が経ちました。

 

 

 ベルリンに来て37週間が経ちました。帰国まであと一か月と一週間となって最近は心がめちゃくちゃ緩んでしまっております。そのせいで色々失敗してしまって、やはり海外にいる間はもっとしゃっきりせねば、と気持ちが引き締まったり早く帰国したいとかいう気持ちが強くなったりしています。

 

 先日少し早めにパッキングをしてみたのですが、これがなかなか難しくて。私は23キロの預け荷物二つと八キロの機内荷物を持ち込めるのですが、思っていたよりも23キロの制限が詰めてみるとあっという間で。こっちに来て買った辞書や本の重みがその原因なんだけど、そんなに中身入れてないように見えても計ってみたらオーバーしていたり割れ物の扱いに頭を悩ませたり。なのでいったん詰め込むだけ詰め込んで、帰国前日に調整しようと思います。

 

 そもそもなんでこんなに早めにパッキングをしてるかというと、私の帰国日は来月の25日でクリスマス当日。今住んでいる家の退去日も当然25日で契約したのですが、退去日に割と大きめの敷金という名のお金が返金されるにもかかわらずドイツ、クリスマスはお店が全部閉まります(レストラン系を除く)、なのでそんな日に大金を手に入れても使い道が全くなくてただ日本に持って帰って保管することになってしまうのです。

 

 私は21日から24日までウィーンに行くので、どうせならそこで買い物をしたりホテルのお金に充てたい、と考え退去日を早めその日から帰国まで荷物を先輩の家に置かせてもらうことにしたのです。ただ先輩はもともと忙しい方だし、私も12月は旅行でベルリンにいる日が少ないのでお互いがベルリンに確実にいる日、にピンポイントで荷物を先に預けなければならない、ということでこんな一か月も前からパッキングするにいたりました。

 

 だけど、早めにやってみておいてよかったなあ、と思っている。パッキングするたびに荷物を詰めるってこんなにも難しいのか、なめていたわ、と反省するのですがあまり大掛かりなパッキングをすることもなく間が空いてしまってすっかり忘れるんですね、パッキングとは頭を使うものであるということを。ベルリンからどこか旅行に行くときは下着とか化粧品とか毎日使う最低限のものを朝リュックに詰めていくスタイルだったので、日本からベルリンに来るとき以来のパッキング作業。まあ九か月以上空いたら忘れるよね、仕方ないよね、と慰めるしかないです。

 

 二年か三年前に一人で一か月ドイツに留学した時、お土産にビールしか心当たりがなくて死ぬほど重い思いをしてほぼビールか入っていないキャリーケースを空港まで運び、日本について開けてみたら包装が甘く何本か割れてケースの中がかなり酒臭くなってしまった経験があるので割れ物にはかなり敏感です。今回もハンガリーで買ったトカイワインが二本あるので絶対に割れないようにクッションを頑丈にしなければいけない。他にもいくつか割れ物はあるので、それは手荷物で持ち込むだとか今後もう重そうなものは買わないようにするだとか、今回パッキングしてみたおかげで今後の買い物の見通しが立ってやってよかった、と思いました。

 

 帰国したって就職に向けて勉強しないといけないし、最近前よりも出てきてるように感じる親知らずを早く抜かないといけないし、どうなるかわからないテストの結果を報告しないといけないし、別に楽しくてうきうきするようなことが待ち受けているわけではないとわかっているのにそれでも早く帰りたいと思ってしまうのは何だろう。早くファミレスの手軽な和食と回る寿司をたくさん食べたい。