12週間が経ちました。

 

 

 ベルリンに来て12週間が経ちました。先週に引き続き体調があまりよろしくない1週間でした。月曜日に日本でいう梅雨のようなムシムシした天気に見舞われ、ドイツに梅雨はないと思っていたのにここに来てまでも蒸し暑さに苦しめられることになるとは...と1週間の始まりから気分はどん底でした。

 

 そして今の私のクラスは自分を入れて5人の参加者で構成されているのですが、その内の一人が風邪を引いたといって授業を欠席した。欠席するのは自分の勝手やし、彼は以前にも欠席したことがあったので割と体調を崩しやすいのではないだろうか。まあ休むのはいいとして、その病名をGrippeだと言ってきたことに問題が大有りである。Grippeは日本語で言うインフルエンザのことなので、もし本当にインフルなら大事だししばらく学校を休むだろうと思っていた。

 

 しかし翌日に彼は登校してきた、しかもまだ完治していなくて体が痛むとか何とか言いながら。きっとGrippeは彼の言い間違いでKrankの間違いなんだろうと心の中で自分を落ち着かせたが、彼は私に対面した席に座るから彼が咳するたびに冷や冷やしてしまう。こんなテストが近くなって風邪を移されたらたまったもんじゃない、と心の目は彼を睨みつけていたにちがいない。

 

 この時に感じたのが、日本のマスク文化のすばらしさと風邪の症状を人に伝えるときは適切な表現を用いるべきだということである。こちらではマスクはかろうじて売られているものの、日常的につけることはNGだし街中でつけている人を見たことがない。ドイツ人の友人からすれば、日本のマスク文化は風邪を他人に移さないためのもだしぜひドイツでもそうしてほしい、とのことだがドイツでマスクが日常的になることはまあないだろう。

 

 そして風邪の症状についてだが、彼はドイツ語をそこそこ話すことが出来る人なのでなおさら引っかかった。ドイツ語初級者でさえ知っているKrankをあえて使わずにGrippeを使った理由は何なのだろうか。そこをその時に彼にもっと追求すればよかったのだが、マスクをつけていない体調不良者に安易に近づくことは私にとっても彼にとってもプラスではないので聞けなかった。そろそろ治ったはずだし明日にでも聞いてみよう。本当にGrippeだったのか、GrippeとKrankの違いをわかっているのか、、

 

 毎日ドイツ語をもっと話せるようになりたい、聞き取れるようになりたい!と思いながら過ごしているけれど、なかなか上達している気配がなくて落ち込む毎日。勉強方法もあれこれ試しているけれど安定せず、たまに私は何をやっているんだろう、と自己嫌悪になることが多いのですが、そういう時はおいしいケーキを食べたり動画を見たりして気分転換をしております。どうしたらもっと上達するのだろうか。

 

 5月は何だかあっという間に過ぎていく気がする。