10週間が経ちました。

 

 

 ベルリンに着て10週間が経ちました。10か月を単純計算して40週とした時に、すでに4分の一が過ぎたということになりますが、まったくもって成長していない自分のドイツ語運用力含め人間性に不甲斐なさを感じるようになった。クラスが上がるにつれて、自分のドイツ語を話す力のなさだけでなく、単語の学習能力や自分は話せないだけで文法は出来るんやで、というおこがましい主観を盾にして過ごしてきたことへの後悔と焦りにたった今さいなまれている。

 

 授業内で次から次へと出てくる新しい単語を説明できないことや圧倒的な発言不足、それも日本語でなら言えるのに!という時と、日本語ですら何を言ったらいいかわからない、という時があって授業内で扱う主題が自分の日常と離れているほどに口をつぐんでしまう。とうとう私の苦手とするグラフの説明が登場し、しかもレベルが上がるごとにグラフの内容もどんどん難しくなっていくらしい。私、このままだといくらドイツにいたってタンデムがいたって何も変わらないし上達しない、という暗い雲に覆われている段階です現在。

 

 もっとドイツ語を日常会話がスラスラ出来るくらいまで上達したいしクラスだって欲を言えば一度も落ちることなくC1まで終わらせたい。私がやらねばならんことは大体決まっている。とにかく単語を覚えてドイツ語で説明できるようにすること。授業内で何も言えなくて落ち込んで悔しいと思っているだけまだ取り返しはつくと信じている。

 

 他のドイツ在住者のブログを読んでいると、1日10時間勉強していた、とさらっと書かれていてやっぱりそれくらい勉強せんとあかんよなあ、と目から鱗状態になった。ドイツで生活することやドイツ人の友達を作ることに焦点を当てて、その人々と話していればドイツ語に慣れて身につくやろと思っていたが甘すぎた。もちろん話すことは必要やけど、話すための道具である言葉がなければどうしようもない。今までこれに気付いていながらも軽視していた自分があかん。

 

 私の今後のテーマはとにかく単語を覚えてドイツ語で説明できるようにする、です。

 

 最近三枝夕夏㏌㏈の曲を聴くんですけど、三枝さんのクリスタルボイスが胸に突き刺さって私のやさぐれている心に光をさしてくれます。彼女、歌が上手いかはわからないけど、声が本当に素敵やな。唯一無二。私の中では。