病みました。

 

 

 私の最近のツイートを全部でなくとも何となく見たことのある方ならわかると思うのですが、7月に入って急激に病みました。日本に帰りたいって一時間に一回くらいは思っているし母に会いたいし猫を抱きしめたいしカラオケに行って小松さんの歌を歌いたいしもう本当に日本に帰りたい。ドイツやベルリンの何が嫌というわけではないのですが、来月になると留学生活も折り返しになって終わりが見えてきます。そう、私はこの終わりが見えてきた、という状況に非常に弱い人間であります。

 

 テスト前、テストが近づいてくると無性にやる気がなくなって放棄したくなったり、冬休み前、あとちょっとで冬休みなのに、あと2週間通えば長い連休が来るのに授業に行きたくなくなったりと、このゴールが近い時期にとても弱いです。

 

 これまでも留学に来て2か月目あたりに軽いホームシックになっていた気がするけども、その時は友人とビビンバを食べたりおいしいパンを食べたり、ケーキを食べていたら直ったように思います。そのあとはホームシックになることがあまりなく、聞いていたよりも留学って楽しいものなのかもしれない、とさえ思っていました。今月に入るまでは。

 

 7月と8月は日本もだけど大学が夏休みに入って、1か月だけサマーコースのような感覚で私の通う語学学校にドイツ語を勉強しに来るのですが、彼らはたいていDAADという学術機関の出す奨学金で来ているのでとても優秀だしドイツ語もそれなりに使うことが出来ます。なので今までの積み重ねでようやくB2にいる私なんかと比べたら、すでに完成されたB2の能力を持っていて授業では圧倒される毎日を過ごしています。

 

 それに加えて、今月の先生が二人とも男の先生で相性がめちゃくちゃ悪いです。先生の説明が下手なのか私のドイツ語力が低すぎるのか、どちらが原因かはわからないけど今までの授業と比べたら圧倒的に退屈だと感じる時間が増えました。私の通っている語学学校は規模が小さいので一つのレベルにつき一つのコマしか用意されていないため、先生が気に入らないからといってクラスを変えてもらうことは出来ません。

 

 私の留学生活の大部分を占める語学学校がつまらない、天気も悪い、来月になったら留学生活も折り返しになる、といった要素が集合しめでたく私は病んでしまったわけです。

 

 幸いこういう時に話を聞いてくれる人がいるので少しは気も紛れるのですが、結局のところ自分で今の鬱憤と向き合って解消することでしか本当に解決することは出来ないので、一度前向きな気持ちを取り戻したところですぐに鬱が帰宅します。ドイツ語使えるようになりたいし、語学学校でももっと発言したいしもっと他の言語も触れてみたい、とやりたいことはあるのですが毎日クレープの動画を見ていたらそれで1日が終了します。

 

 こんな時に葛藤している私かっこいい、と自分に酔うことが出来たら少しは楽になりそうなのにこんな時ばかり後のことを考えて、でも葛藤して負けたらそん時めちゃかっこ悪いし私どうなってしまうん、と冷めてしまいます。結局私は頑張る私が好きで、やらなきゃいけないことがあるのにだらけてしまう自分は嫌いだし見たくないんだな、と思います。

 

 自分と向き合えるのは自分だけってのはわかってるのに、そんな自分を直視出来ないことがもう負けてるよなあ、と思って心がからっぽになります。

 

 とりあえず今は心が健康じゃない状態なので明日は外に出てクレープを買いに行けたらいいなと思っています。2つ買いたい、甘いのとしょっぱいのと。