16週間が経ちました。

 

 

 ベルリンに来て16週間が経ちました。1週間ごとの長さはそれほど早く感じないのに1か月が経つのが毎月早くて月末に近づくにつれて驚いています。今月も自分のドイツ語がそれほど上達しなかったことを情けなく思いながら、でも月日は確実に過ぎていくし私が日本に帰る日は1日ずつ近づいてきている。このことを喜ぶ気持ちと、今のまま日本に帰ったら行った意味がなかったと後悔する日々を送りそうだからまだ帰れない、という気持ちと、これから旅行に行く計画をたくさんしているのでまだ他の国にも行きたい!という3種類の気持ちが同居しております。

 

 そして最近思うのが、私はドイツ語が好きなんだなあ、ということ。ドイツの町やドイツ人の気質、文化なども素敵だとは思うけれどやっぱり私が好きなものはドイツ語そのものである、と6月に入ってから感じるようになりました。

 

 きっかけは、単語をたくさん覚えることを日々意識して学習しているのですがそれが楽しいと感じられたこと。大学受験の時も、勉強自体は好きではなかったけど単語を覚えることは好きでした。英単語とか日本史の単語とか。そしてそれは私の強みにもなってくれました。受験の時にお世話になった英語の先生が、徹底的に単語を最初に覚えさせる方だったので、その先生のもとを離れてからも自分一人でも単語を学習する姿勢が身についており単語を覚えるという行為に苦手意識を持たずに済んでいるのではないかと思います。

 

 もちろん受験期とは環境が違い、単語をチェックしてくれる人もだらけている私に圧をかけてくれる人もいないので自分で自分をコントロールしながらやるしかないのであんなことを言いながらも、今日は勉強したくないなあ、と思ってしまう日もあるし実際にほとんどやらない日もあります。だけどここで単語を覚えなかったら結局ドイツ語を話せるようにはならないし私が地味に目標にしているB2の資格も取れないので、旅行のことを考えたり日本にいる家族やドイツでできた友人に力をもらいながらなんとか机に向かって辞書を開く、というスタイルで日々過ごしています。

 

 授業で周りに圧倒されたり、日本語ですら自分の意見が出てこなくて4時間口をつぐんでしまうこともあるけれど、半年後、帰国する時にはきっともっとドイツ語を使いこなせるようになっているはず、と明るい未来を想像しながらやり過ごす。今は月末のテスト勉強の方を優先して自分の好きなように単語を覚える時間は減っているので少しストレスを感じているけれど。

 

 ドイツ語の好きなところはたくさん同意語があるところ。