「Hold me tight」小松未歩

 

 先日からモーニング娘。の「泣いちゃうかも」と同時に頭の中をループしていた曲。

 

 2001年に発売された小松未歩さんの4thアルバム『A thousand feelings』の中に収録されている「Hold me tight」。この曲はアルバムの中で最後の11番目に配置された曲。シリアスだったりはっちゃけていたり、心に染み入るような温かさがあったりと様々に恋や愛の形が描かれた他の曲を聴いて最後に聞くこの曲。

 

 なーんて幸せなんだろう、

 

 私はこの曲を初めて聞いた時にどう感じたかは記憶にないけれど、今この曲が頭の中をずっとリピートされていてそう思った。

 

 これはまさしくラブソングなんだけど、この曲に表現されている愛とか嬉しい時も泣けることに気づくっていう体験は恋人という関係以外でも成り立つなあ、としみじみ思う。

 

 私は自分が留学すると決めて、語学学校も自分で決めたし飛行機だって自分で取るし休学届けだって自分で提出した。けど、自分がしたことってたったそれくらいで、周りの人に支えられて生きている時間の方が何よりも多くて本当に私って一人じゃないし一人じゃ生きていけないんだってめちゃくちゃ思う。

 

 というか、こういう事を考えられる環境にいることが十分に恵まれていて、私は幼稚だから度々拗ねたり不貞腐れて周りを責めることもあったけど、あれは本当に若気の至りだった、と今考えたらわかる。

 

 留学する前日になって私は普通の精神状態ではないと思う。自分では落ち着いてる方だと思ってるけど、そわそわするし朝は起きたくないしまだまだやらなきゃいけないことがあって、「え?私本当に留学行くの?」ってたまに思うし。だけど、私を支えてくれる人が何人かいて、その人たちのためにも私はいい留学だったって帰ってきた時に言えるようになりたいし、少しでも恩返し出来るように成長したい強くなりたい。

 

 そうです、この気持ちに理由などないよ、天の啓示ね、です。メリットもデメリットもなーんにもない!!「Hold me tight」の愛に理由がないように私に降り注がれている愛にもきっと理由なんてなくて、私はもうその人たちから1秒も離れたくない(心の距離で)というわけです。

 

 小松さんの優しいのにどこか無機質でフラットな声と歌い方がたまらない。にこにこしながらは歌ってないよね、ほんの少し口角上げて微笑みながら歌ってそう(ただの妄想)。小松さんが微笑んでるところを想像して私も笑顔になります。

 

 小松さんの曲も私を支えてくれる愛のひとつです。本当にありがとうございます。